2013年12月、株式会社it'sは、システムインテグレーター(SIer)として、設立しました。それ以来、ずっと変わらない理念があります。
<システム・インテグレーター(SIer)としての設立時からの考え方>
お客様と開発会社の間には目には見えない壁があります。優秀なSEとは、開発会社から見れば安い原価でシステムを完成させるSEです。客様から見れば、手間がかかっても成果の上がるシステムを組んでくれるSEです。開発会社の利益を重視した企業の論理とお客様からの厳しいニーズでお互いにぶつかりあう状況になってしまっているのが現状です。
お客様と共にシステムを考える企業を作りたい。小さな会社でもSEとお客様のギャップを埋めて、お互いに大きな成果の上がる仕事をすることを考えたいと思っています。
これからも、私たちの商品はSEです。システムインテグレーションを行って行くうえで、SEこそ、商品であり、会社の宝なのです。
<システム・インテグレーション・ビジネスの展開>
お客様を第一にシステムの開発を行うことは、当然であり、それが私たちの生きる道です。
しかし、お客様はWinであっても、私たちがLossでは、ダメだと思っています。
日本は、世界に飛び出す大企業とそれに相反して大企業を支える中小企業は、取引先からの厳しい値下げの交渉の中、残業や労働時間等、労働条件の改善など厳しい経営を強いられています。
まさに、私たちのお客様である日本の80%以上をしめる中小企業が苦しんでいるのです。
私たちは、大企業向けのシステム開発、システム・インテグレーション事業を行う力がありません。私たちは、私たちのお客様である中小、あるいは、零細企業のために、今まで作成したプログラムパーツを生かして、コンパクトで、なるべく安価なサービスができるように努めます。
<クラウド化の道>
オンプレミス環境に自社のサーバーを置くメリットが、最近なくなってきました。
クラウドの進歩によるものです。
インターネットを通して、自社のサーバーを必要に応じて使い、いらなくなったら解放する。バックアップする、別な国においてしまうのは当たりまえの時代です。
中には、セキュリティが心配だと思われる経営者もいらっしゃるかもしれません。
自社にサーバーを置くよりも、クラウド上の方がずっと安全なのです。クラウドサービスでは、専属のSEが24時間365日守っているからです。
私たちは、現在、システムのクラウド上への切替を推進しています。もちろん、お客様のご要望によるところが大きいのですが、積極的にクラウド化を推奨してまいります。
<サービスビジネス化の道>
システム・インテグレーション事業も、今後、変わってくると考えています。
500万円の開発、1千万円の開発を先行投資しようという会社は、少なくなってきています。特に私たちの東北を中心としたお客さまに関しては、なかなか、難しいと思います。
かと言って、システム化は待ったなしです。
できれば、簡単なソフトウェアで対応したい。
こういったお客様に、私たちは、クラウドサービスを提案したいと考えています。
使う人に寄って、月額のサポート料でなるべく安くソフトを使ってもらうサービス。そんなビジネスモデルを検討しています。
例えば、最近の労働条件の強化から、勤務の管理をより、厳しく行う事になったとか。
介護業界のヘルパーさんの日程調整に手間取っているとか。
様々な業種の簡単なプログラムを、使う人の数によって、サービスを行うモデルです。
そうすれば、10名の会社さんは、月額単価×10名の金額で、100名の会社さんは、月額単価×100名の金額で、規模に応じたサポートが可能になります。
私たちは、作ったソフトウェアが、多くの人に使ってもらって利益をいただければ、最高に幸せだと思います。
こういった、サービスのビジネスを順次サポート予定です。開発予定のシステムは、随時、表明いたします。