十五夜


新年は十五夜から始まった。
僕は、月が好きで、いつも、いろんなことを考える。

もともと、お餅が大好きだった子供のころから、お月様でウサギがお餅をついていると信じていたころから、お月さまが好きなんだろう。
母に、お餅を貰ってほしいとせがんだそうだ。
まんまるの十五夜よりも、十六夜(いざよい)が好きだ。
ちょっと、恥かしそうに遅れて出てくる十六夜(いざよい)。

新しい年始まりは、この月のように、雲に隠れてもいても、雲の影で輝き続けるような年になっていけばいいと思う一年の始まりだ。

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