姪が、北海道に行ってきた。
昨年、結婚したばかりの姪だ。旦那さんと遊びに行ってきたんだと。
そんな、話はどうでもよくて、お兄ちゃんにお土産を買ってきたというから、カニでも買ってきたのかと笑いながらいうと、なんと出てきたのは、余市蒸溜所限定ウイスキー。
とたんに、目の色が変わった。
なんと、今、俺が一番はまっているモルトウィスキーだぞ。
先日、宮城峡蒸溜所に行ってきて、その感激の話をしてしまった。
もともと、お酒は、好きなのだが、ビールはあまり体に合わないみたいだ。
真っ赤に全身が染まってしまう。
「お前、何杯飲んだんだ?」って聞かれる羽目になる。
ウヰスキー、ブランディ、バーボン そんなお酒をちびちびの呑みながら、ジャズやクラシックを聴くのがいい。
そんな中で、宮城峡で、蒸溜されたウヰスキーが、樽の中で琥珀に色づいていく話を聞いて、もう、感動してしまっているのだ。
姪は、別にそこまで感激している訳ではなく、お兄ちゃんがウィスキー好きだったな、くらいだったようだ。
余市も、単なる観光スポットで、その後、小樽運河というお決まりのコースに行ってきたのだった。
ただし、こっちは、それどころではない。竹鶴政孝がいかに苦労してアイルランドから連れてきた奥さんと日本にウヰスキーを根付かせたか、こんこんと語ってしまったのだが、それって、マッサンの話だよね。と軽くいなされてしまった。
とはいえ、最近はNIKKAというブランドが頭から離れず、どんなに安いウヰスキーもNIKKAになってしまった。
たった一度の蒸溜所の見学は、完全に僕のこころをつかんでいるのだ。
言っておくが、あの時、宮城峡蒸溜所で説明してくれた女性が可愛かったからではない。
でも、あの時、説明してくれた子は可愛い子だった。(笑)