朝から、北海道の地震で、テレビもラジオをずっとその話題だ。

深夜に襲った震度7の大地震。被災者の方には、本当にお見舞いを申し上げます。

それにつけても、電気が止まってしまうとまったくすべてが止まってしまうこの国は、いったいどういう事だろう。危機管理をするはずの国は、軽い発言は、国会でも同じで、経済産業省のトップが、数時間で回復させると朝から言ってしまうし、今の状況がわかっているのだろうか。

困るのは、国会では、国会議員が自己満足で、話をしていればいいだろうが、今回のように命にかかわった問題になると話は違う。軽率な話ではすまされないのだ。

夕刻を迎え、ラジオでは、日が暮れる6時を過ぎると、北海道は暑かった札幌でも、涼しく、寒くなってくると解説者が言っている。病院や介護施設など、電気がなければ、命にかかわる人もいるのだ。いい加減な事を言ってもらっては困るのだ。夕方のラジオでは、電気が回復するまでは、1週間くらいかかりそうだと、ニュースで言っている。

「数時間で回復する」という朝の経済産業大臣の記者会見はなんだろうか。

夕焼けの向こうは、新潟だけど、ふっと、北にスマホを向けると、その夕日が赤く北の空まで染めている。

この国の政府は、はるか東のUSAという国の大統領には、いくらでも、予算をつけて、接待ゴルフもするし、お金を使うが、北の北海道や、ずっと南の沖縄には、お金をかけないらしい。大騒ぎをするけれど、もしかしたら、僕の点数になるかもくらいにしか考えていない。

北の空は、西からの夕焼けの茜色が飛んでいったかのように、オレンジに染まっている。

今、食べるものも手に入らず、電気も使えず、スマホの充電ができないで情報もわからない人達の気持ちも解らない奴らが国を治めているかと思うとちょっとイラっとする。

真っ暗な中、コンビニを開けて、食糧を供給するお店。お互いに助け合う人達をテレビでみているとどうも、ただ、ひたすらに応援したくなる。それに比べて、お役人たちは、ここで、こう言えば、総裁選でポイントを稼げるのではとくらいしか考えていないように見える。それは、僕の偏った味方なのだろうか。

クラウドコンピュータセンターのさくらの石狩センターが、自家発電でサーバーを止めないように必死で守っている話がネットに出ていた。48時間は自家発電で止めずに対応できるし、その後も現在対応を検討しているという話だ。いまや、ネット社会で、クラウドを止めることは、とてつもないことなのだろう。東京や大阪にもリージョンはあるようなので、なんらかの対策はするのだろうが、それにつけても、そんな状況でも、現場で必死で戦っている人がいる。

今の政府を見ていると、3.11の原発事故での遠くからガタガタ言っている当時の役人を思い出す。結局、どの政党だろうと、政治を任される役人は、その地位につくと腐ってしまうものらしい。

困っている現地に、視察のように君たちは来ないでほしいと、北海道にいる人たちも自衛隊の救護をしている人たちも、必死で頑張っている人達すべての人は、思っているに違いない。

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