天気のいい休日は、散歩したくなったりする。
でも、一人でブラブラするほどの時間もなく、結果として自宅の前をブラブラするくらいなのだが、それでも、うちの庭でさえ、こんな下界までも紅葉してきて、秋がどんどん深まっている。
手前に見えるのは、南天で、結構、この実の赤さと回りの緑、すこしづつ赤くなっている葉っぱの感じが好きだ。

南天を良く見ると青空とのコントラストが実にいい。普段の今ごろは、秋を感じる間もなく、冬がやってくる準備をしているはずなんだけど、我が家は、まだ、秋を楽しんでいる。というのか、冬の準備ができていない。(笑)
要は、冬の準備が出来ていないため、雪囲いがされていなくて、ゆっくりと秋の光景を眺めているのだ。(笑)


そんなことを、亡き両親もよく言っていたなあ。
「せっかくの紅葉を雪囲いで見えなくしてしまう。もったいないなあ。」
つつじも真っ赤だ。
赤くなる前に適当に丸くしたんだけど、それでもしっかりと赤くなっている。偉い奴だなあ。いじけて、赤くなる前に枯れても仕方がないのになあ。


玄関前の散歩をするのが限界で、それ以上は何もする気がしない。
そうそう、妻は、社員旅行でいない。そんな休日のお昼なんて、冷蔵庫の中から適当にありあわせのものを並べてしまっておしまいだ。
ただ、並べているだけでも、品物が多いと、なんとなく、豪華に見えるのは、僕だけだろうか?
所詮、田舎もんの食卓は、ただ、数が並ぶとうれしい。(笑)


ノンビリとしたお昼も終わって、幸せな時間が過ぎていく。
夕闇も迫ってきた、空には三日月。絢香の歌のように、愛する人もこの三日月をみているのだろうか?
赤く染まった雲の前の三日月を見ているとそんな詩を思い出す。


さて、仕事をするかと思ったら、もう外は暗い。
さっき見た三日月は、闇の中に見えるのだが、カメラには映ってくれない。
もう、三日月も、見られると恥かしい時間になってしまったのだろう。


本当に何もない日は、疲れを癒してくれる。
何もしないで、ダラダラとした休日は、ゆっくりと終わっていった。

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