残された熊さん


もともと、二階の娘のベットの上にいた熊さんだ。
娘は嫁いでしまい、既に子供が二人いる。当然、熊さんもずっとかまってもらえない日々が続いていた。
熊さんにとって、もう、何年ぶりだろう。帰省した娘が二階から、熊さんを引きずってきた。(笑)
熊さんも久しぶりにみんなと会えて楽しそうだったんだけど、昨日、娘は嫁ぎ先に帰っていまい、熊さんは、やっぱり残されてしまった。
「もとの二階に帰るか?」
と、熊さんに聞いてみたけど、どうも、熊さんは帰りたくないらしい。
しばらく、一階で僕が仕事をするときに、見てあげることにした。

そう言えば、娘の子供たちと、いっぱい、遊んでいたからなあ。
熊さんは、淋しそうに見える。


外には、娘の子供たちと娘の旦那さんが作った雪だるま。
昨日までは、一緒にワイワイガヤガヤと遊んでいたのに、やっぱり淋しそうだ。


「かまくら」って雪で作ったおうちなんだよ。
子供たちが遊んでいたかまくらも、もう崩れそうだ。